Dwango Media Village(ドワンゴメディアヴィレッジ,dmv)

自作ゲームフェス新人賞2020「マールタス賞」を協賛しました

Dwango Media Villageの佐々木です。 DMVはニコニコ自作ゲームフェス新人賞2020に「マールタス賞」を協賛しました。 賞に応募いただいたゲーム作者のみなさま、ありがとうございました。 この記事では受賞作品「1分剣闘士」をマールタスがどのように学習したのかを紹介します。

「マールタス賞」とは

マールタス賞はDMVが開発するRPGアツマールにアップロードされたゲームの操作方法を強化学習と呼ばれる方法を使って自動的に学習するシステム「マールタス」が遊ぶゲームを選ぶ賞です。 自作ゲームフェス新人賞2020の他の賞とは異なり、人間ではなくゲームAIである「マールタス」が遊ぶためのゲームを選ぶという一風変わった賞です。 マールタスは学習する仕組みの特性上、ゲームに得意不得意があります。 そのため今回の賞の選考では「マールタスがうまく遊べるか(学習できるか)」という点を重視しました。 マールタスの特性についてのより技術的な解説はこちらの記事をご覧ください。

受賞作品「1分剣闘士」

マールタス賞として選ばれたのはすりっぱさんの「1分剣闘士」です。

1分の間に主人公を上下左右に動かしてマップ上にある敵モンスターを倒していくゲームです。 ただし敵を倒すためにはHPを消費する必要があり、敵を倒し続けているとHPが尽きてしまいゲームオーバーになります。 そのためHPが尽きないよう回復アイテムをとる必要があります。 とてもシンプルなルールのゲームですがHPの管理のための駆け引きが必要です。

マールタスに「1分剣闘士」を学習させてみました。 学習開始直後は敵やアイテムに当たることもなく同じ場所を動き続けていますが、学習が進むにつれて効率よく敵を倒し、回復していくようになる様子がわかります。 学習が進んだ後半ではダメージを受けるだけで得るものがないはずのトゲトゲのタイルをあえて通りショートカットするような行動もみられます。 ムービー中最後のプレイでは610点とRPGアツマールでのランキング40位程度のスコアが出ました。

まとめ

「1分剣闘士」の他にも様々なゲームを応募いただきました。ありがとうございます! マールタス賞応募ゲームは「マールタス賞」タグのページから探せます。 「1分剣闘士」の他にもマップを探索してゾンビを助ける「RESIST FATE」や工事現場をあたかも指揮しているかのように見せかけるユニークなゲーム「我は優秀なホイスト指揮官!【ヨシッ!】」など、人も楽しめるようなゲームばかりです。是非遊んでみてください。

自作ゲームフェスに引き続きさらにマールタスを使ってより楽しいゲーム体験ができような企画を続けていきますので、これからもマールタスをよろしくお願いします。

著者

2020/03/09

Kazuma Sasaki